2022年2月から始まったロシアとウクライナの戦争は一向に止む気配がありません。ウクライナ側はロシアの侵攻を食い止めようと、最新ドローンを駆使するだけでなく、ときにはiPadを古い戦闘機に搭載して反撃に臨んでいるようです。
旧式の戦闘機と最新兵器をiPadでブリッジ
西欧諸国からの支援があるとはいえ、ウクライナ軍の武器は、決して最新のものばかりではありません。ロシア軍や旧ソビエト連邦時代の旧式航空機が現役で使われています。
そうした旧型の戦闘機は、必ずしも西洋側の最新兵器と連携ができるわけではないため、ブリッジ役としてiPadが用いられているようです。
最新鋭の米国製ミサイルをiPadで発射
米国のウィリアム・ラプランテ国防次官は4月24日、米国がウクライナ軍と協力し、パイロットがiPadで航空機を操作し、武器を使用したり地図情報をシェアしたりできる仕組みを構築したことを明らかにしました。
公開された動画では、iPadがコクピットに備え付けられ、米国製のミサイル(AGM-88高速対放射ミサイル)が実際に使用されている様子が確認できます。
Ukrainian Air Force Su-27 Flanker Wild Weasel operations, seen here conducting multiple low level standoff strikes against Russian radars with US-supplied AGM-88 HARMs. pic.twitter.com/7CosjXFNkO
民間機への本格採用も時間の問題?
Appleが正式に米軍と提携しているのかは明らかになっていませんが、これまでにも民間機であれば、パイロットの操縦サポートにiPadが使用されてきた事例はいくつか確認されています。
さらに2023年には、インド最大の航空会社Air Indiaが、航空ナビゲーションシステム(コクピットの操縦システム)にiPadを活用するべく、Appleと交渉しているのではないかと噂されたこともあります。
しかし、すでに実際にiPadで操縦どころか武器が使用されているとなると、民間機のコクピットがタブレットに置き換わるのも時間の問題なのかもしれません。
Source:Twitter/Osinttechnical
- Original:https://iphone-mania.jp/news-579497/
- Source:iPhone Mania
- Author:kihachi
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