iOS18、Apple PayがSafari以外のデスクトップブラウザでも利用可能に

世界開発者会議(WWDC24)の開発者向けビデオセッションにおいて、iOS18ではGoogle ChromeEdgeFirefoxなどのサードパーティ製デスクトップブラウザ、及びWindows PCでもApple Payが利用可能になる新機能が実装されることが発表されました。Apple Payの最新バージョンを実装する全てのWebサイトが、この機能をサポートするということです。

Safari以外のデスクトップブラウザでApple Payが利用可能に

ユーザーがSafari以外のデスクトップブラウザにおいてApple Payで決済しようとすると、画面にコードが表示され、それをiOS18以降を搭載したiPhoneのカメラアプリでスキャンすることで、iPhone上で決済を完了できるようになるということです。

ただし、Webサイト開発者が最新のApple Pay SDKを採用するには時間がかかるため、この機能がすぐにWeb上で広く利用できるようになるわけではありません。それでも、デスクトップブラウザでApple Payが利用できるのは現在、MacのSafariに限られているため、今後は、より多くのブラウザ及びデバイスでApple Payが利用できるようになる可能性があります。

iOS18では、Apple Payの機能が強化

iOS18のApple Payではその他、対象のクレジットカードやデビットカードから分割払いができるようになるなど、新しい支払い方法を利用できるようになります。また、「Tap to Cash」機能にも対応したことにより、ユーザーは2台のiPhoneを近づけるだけでApple Cashの送信や受領できるようになるということです。

ただし、Apple Cashは現在、米国でのみ利用可能であるため、今のところ日本では利用できません。

ちなみに先月より、日本でiPhoneのタッチ決済が提供開始となり、同国でも決済関連機能が徐々に進化しています。Apple Payも含め決済関連の新機能の日本での提供は、米国に比べると遅くなってしまう傾向がありますが、これらの機能が日本でも提供されるようになれば、iPhoneでの決済がより身近なものとなるでしょう。

Source:MacRumors via Apple
Photo:Apple


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