MicrosoftのMR用OLEDをSamsung供給、SamsungのMR用はソニー?

Microsoftの混合現実(MR)用ヘッドセット向けOLEDマイクロディスプレイ(OLEDoS:OLED on Silicon)の供給契約を、Samsung Displayが締結したと韓国メディアThe Elecが報じています。

Samsung MX部門が製造するMRヘッドセット用OLEDマイクロディスプレイは、ソニーが供給するとのことで、Samsung Displayが供給することはないようです。

Vision Proが採用済みのけOLEDマイクロディスプレイ

OLEDマイクロディスプレイはVision Proに搭載、ソニーが独占供給しています。

Samsung Displayは今回、Microsoftとの間でOLEDマイクロディスプレイの供給契約を締結したと、The Elecは述べています。

ソニーが先行しているOLEDマイクロディスプレイの分野において、今後は受注合戦が激化しそうです。

Samsung Display製OLEDマイクロディスプレイを搭載するMicrosoftのMRヘッドセットは2026年の発表が予想されています。

iPhone16も採用と噂のMLAを適用見込み

Samsung Displayが製造するOLEDマイクロディスプレイには、マイクロレンズアレイ(MLA:Micro Lens Array)が適用されるとのことです。

MLAはiPhone16シリーズ向けOLEDディスプレイにも採用輝度向上と消費電力低減の点で有利に働くとの情報もありました。

Samsung MX事業部はソニー製を選択

Samsung社内でもモバイルデバイスを取り扱うSamsung MX事業部が開発中のMRヘッドセットには、ソニー製のOLEDマイクロディスプレイが搭載される見通しです。

Samsung DisplayはSamsung MX事業部にOLEDマイクロディスプレイのサンプルを提供したようですが最終的にソニーが供給元に選ばれたとのことで、表示品質と供給可能枚数、卸価格の点で魅力的な提案がなされたのかもしれません。

Source:The Elec

Photo:Apple


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