インドでは、農村部に向けた物流が社会的課題になっている。農村部では道路が舗装されておらず、商品の輸送が困難とされている。こうした農村部へ緊急物資を届ける手段としていま注目されているのが、ドローンによる空輸だ。
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Image Credits :Skye Air Mobility
最長100km、最大50kgの物資を輸送可能
2019年創立のSkye Air Mobilityは、インド・グルガーオンに拠点を置くドローンスタートアップ。物資の輸送に特化したドローンの開発とその運用を手掛けている。
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Image Credits :Skye Air Mobility
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Image Credits :Skye Air Mobility
インドでも自然災害は頻繁に発生する。間近の災害といえば、7月に発生した南部ケララ州での土砂崩れだ。BBCニュースでは、救助隊ですらも容易に現場へ到着できないほどの過酷な状況であることが報じられた。
こうした被災地に、数十kg単位の緊急物資を輸送できるようになれば、大きな支援になるはずだ。
ドローン輸送が医療格差問題解消の鍵に
また、無医村における医療インフラ構築にもこのドローンを導入することができる。
人口約14億人のインドでは国民の60%ほどが農村部に住んでおり、そのうち半数以上が「薬局や診療所が5km以内に存在しない」地域に住んでいるとされる。5億人以上に及ぶ人々に医薬品を迅速に届けるには、今ある道路を一刻も早く整備拡張するか、ドローンを活用することが現時点では有効と考えられている。
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Image Credits :Skye Air Mobility
なお、Skye Air Mobilityの製品はすでに2,150回のフライト、1万1,500kmの飛行距離、そして7,500kg分の配送を達成している。その実績を背に、Skye Air Mobilityは今回シリーズA投資ラウンドでの資金調達を完了した。
参考・引用元:Skye Air Mobility
(文・澤田 真一)
- Original:https://techable.jp/archives/243537
- Source:Techable(テッカブル) -海外テックニュースメディア
- Author:澤田真一
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