iPhone史上最大となるiPhone16 Pro Maxのディスプレイの明るさを、iPhone15 Pro Maxと比較した結果をiClarifiedが公開しました。Appleが公開しているスペックではディスプレイの明るさに違いがない両モデルですが、設定によって明るさに差が出ることが分かります。
Apple公開のスペック上は同じ明るさの両モデル、測ってみると…?
iPhone16 Pro Maxのディスプレイは、周囲のベゼルが細くなったことにより6.9インチとなり、iPhone15 Pro Maxの6.7インチからさらに大型化しています。
Appleが公開しているスペック上では、両モデルともに最大輝度1,000ニト(標準)、ピーク輝度1,600ニト(HDR)、ピーク輝度2,000ニト(屋外)で共通ですが、実際に計測すると違いが出ています。
テストは、iPhone15 Pro Max(画像中央)とiPhone16 Pro Max(右)に表示した白い円の明るさをスクリーン輝度計で計測する方法で行っています。これは、画面全体が白いと最高輝度で表示されないためだそうです。
いずれも、環境光に応じて表示が自動調整されるTrueToneはオフで計測しています。
標準(SDR)で比較
標準(SDR)表示で、「明るさの自動調節」をオフにした状態では、iPhone16 Pro Maxは908ニトで、iPhone15 Pro Maxの932ニトを下回りました。
「明るさの自動調節」をオンにして比較すると、両モデルとも明るさが大幅に向上しました。iPhone16 Pro Maxは2,740ニトで、iPhone15 Pro Maxの2,521ニトを上回っています。
HDRで比較
標準よりも明るさの幅が広いHDR(High Dynamic Range)コンテンツを表示して、「明るさの自動調節」をオフにして計測すると、iPhone16 Pro Maxは1,648ニトで、iPhone15 Pro Maxの1,704ニトを下回っています。
「明るさの自動調節」をオンにすると、オフの状態よりも明るさが向上しiPhone16 Pro Maxは2,673ニトで、iPhone15 Pro Maxの2,462ニトを上回っています。
「明るさの自動調節」オンで本領発揮
iPhone16 Pro Maxのディスプレイは「明るさの自動調節」をオンにすると本領を発揮し、iPhone15 Pro Maxよりも明るく表示できることが分かりました。
写真や動画を鮮やかな明るさで視聴したい場合などは、「明るさの自動調節」オンで使うのが良さそうです。
なお、「明るさの自動調節」はデフォルトでオンになっており、Appleはオンで使用することを推奨していますが、周囲の明るさに対して表示の明るさが変動するのを避けたい場合は、オフにできます。
「明るさの自動調節」は、「設定」アプリの「アクセシビリティ」>「画面表示とテキストサイズ」
メニューから変更できます。
ディスプレイ輝度計測の様子はこちら
iClarifiedによるディスプレイ輝度計測テストの様子は、こちらでご覧ください。
なおiClarifiedは、iPhone16 Pro MaxとiPhone15 Pro Maxのスピーカーの音圧を比較したテスト結果も公開しています。
Source: iClarified/YouTube
Photo: Apple
- Original:https://iphone-mania.jp/iphone16-588747/
- Source:iPhone Mania
- Author:hato
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