<&GP編集部員が買ってみた!使ってみた!>
最近なにかと物騒なニュースを目にしますが、防犯対策ってどうしてますか? 田舎の古い一軒家に住んでいるので、もしもに備えてなにかしなければ! とは思うものの、何からはじめたら良いのやら…。そんな感じでボヤボヤしているところに届いた回覧板。曰く“まずは光と音で防犯対策”らしい。ということでインターネットで最初に出てきたアイリスオーヤマの「LSL-SBTN-800(実勢価格:6180円)」をひとまずポチッと買ってみました。
結論から言えば、こだわりゼロで買ったものの、今のところ満足。「こんなに小さいソーラーパネルじゃ、ちゃんと使えなさそう」という開封時の印象を良い意味で裏切ってくれました。少なくともひと月使って今のところ電池切れはしていません。更に言えば取り付け方法がかなり良く、導入のしやすさが好印象。
■クランプ式で取り付け場所に悩みにくいのが◎
購入してから「そう言えばどうやって取り付けるんだ? 壁にビス止めなんだろうなぁ」と思っていましたが、届いてビックリ。クランプ式で、柱などに挟んでの設置が可能です。賃貸はもちろん、持ち家でも自宅に穴を開けるのは憚られるものですから、これは嬉しい誤算。
同封のL字金具をソーラーライト本体に差し込み、柱を挟むようにクランプの受け部分を通し、蝶ネジをぐるぐる回すだけの簡単設置。ドライバーなどの工具も必要ないので、商品が到着したらすぐ取り付けできる手軽さです。ソーラーパネル側も同様の構造になっています。
なお、ビスを使っての固定も可能なので、気にならないなら壁にベタ打ちでも良し、ちょうどいい柱がない場合には木材と組み合わせてうまい具合に設置するも良し。
と、ここまで書いておいてなんですが、今市場に出ているこのタイプのセンサーライトの多くはクランプ式のようで、この「LSL-SBTN-800」だけのメリット! というわけではないみたい。恥ずかしいくらいに“すごいすごい”とはしゃいじゃったんだが?
■長めの5m配線で日当たりスポットにバッチリ設置
▲取り付け場所である玄関から太陽が良く当たる場所が離れていますがコードが長いので余裕
ソーラー式にとって最も大事なことは、ソーラーパネルにいかに太陽光を当てられるかどうか。設置がどれほど簡単であっても、光が当たる場所にパネルを置けなければ無用の長物と化します。
その点、ソーラーパネルとセンサーライトをつなぐ配線が5mと長めのこのアイテム。センサーライトを日当たりの良くない玄関に設置しても、パネルは長いコードのおかげでしっかり日の当たる場所にセットできます。我が家のように、“周囲の建物などでライトの設置場所が暗い…”というお宅にはありがたい仕様ですね。
▲しっかり発電させるためにはパネルの角度が重要。季節に合わせて角度を変えよう
ちなみに取説にも書いてありますが、パネルに対して太陽光が直角に当たるように設置するのがマスト。パネルの首が段階的に折れるようになっていますが、この点も考えたうえで取り付けましょう。
■スマホ連携がないのが逆にイイ
▲常灯・防犯・帰宅の3種類からモードを選べる
最近の家電には、スマホと連携することを前提にしたモノも数多く出ていますが、この「LSL-SBTN-800」はそういう機能はゼロで、本体のスイッチやダイヤルを回すことで調整します。扱いやすいから誰でも導入しやすい。
▲本体下部から明るさ設定も変更可能。アプリ操作じゃなく物理キーってのが面倒がなく良い
主に変更可能な機能としては、3種類のモード切り替え(常灯・防犯・帰宅)に、明るさ設定(強・弱)、点灯時間(5秒から5分)の3つ。“大体これだけできれば十分!”といった内容で、これらはすべて物理キーで変更します。
▲点灯時間の設定も5秒から5分の間で変更可能
他にも、センサーの反応する向きを変更することもできますが、こちらはセンサー部分を回転させるだけ。“玄関側の人の動きには反応させたくない”、“隣の家の人には反応しないようにしたい”なんてときは、付属しているセンサーキャップを使って物理的に調整します。
▲センサー部分に取り付けて、反応する範囲を制限するためのキャップ。カッターやハサミで切り取ったりして使う
スマホで設定するガジェットって便利ですが、こういったアイテムって、一度設定をしたらそう頻繁に変えることもありませんよね。“そのために専用アプリをわざわざインストールしておくのもなんだかなぁ”ということで、この本体操作だけでなんでも済むのが地味に嬉しいポイントでした。
■2灯だから広い範囲を照らせてより安心
▲2灯のライトは手で動かせる。ガチガチ音がなるのでビビります
アイリスオーヤマのセンサーライトには1灯式のモノもありますが、今回選んだ「LSL-SBTN-800」は2灯式。400lmのライトが2つ付いていて、照らす方向と角度の調節が可能。我が家は田舎なもので、庭が広め。玄関を中心に広く照らしたかったので、2灯がそれぞれ違う方向を照らすように、またお隣さんになるべく光を当てないようにと、最大限角度を下げてセットしています。
▲”強”モードの様子。周辺含めかなり明るく照らせる。
実際に照らしてみると、400lm×2灯なので当たり前ですがかなり明るくなります。このひと月は“強”・“防犯”モードで運用していましたが、今のところ電池切れで反応しなかったということはありませんでした。現在は明るさが半分になる“弱”モードでも十分明るいので、最近はこちらの設定にしています。明るすぎてもお隣さんに申し訳ないし…。
▲”弱”モードの様子。範囲は狭まるがそれでも十分顔を照らせる明るさちなみに、“防犯”モードに設定した状態で、点灯設定時間を超えるとライトが点滅して“威嚇”モードになります。個人的にはこれはイマイチなので無くてもいいかなぁといったところですが、オンオフを選べないのでこの機能は正直微妙かも。
最後になりますが懸念事項としては、設置環境による電池持ちの違い。我が家では道路から入ったところに設置しており、点灯する機会が少ないことで電池切れしていないだけの可能性も。人通りのいい場所に設置した場合はこの限りではないかもしれませんので悪しからず。
>> アイリスオーヤマ
<取材・文/山口健壱(&GP)>
山口健壱|キャンプ・アウトドアと動画担当。2年半ほどキャンプ場をぐるぐる回って、回り回って&GP編集部所属。“キャンプの何でも屋”としてキャンプを中心にライティング、動画製作、イベントMCなどを行う。ゴルフの動画企画でワカちゃんが上手すぎたので、負けないように焦って修行してます。
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- Original:https://www.goodspress.jp/reports/658977/
- Source:&GP
- Author:&GP
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