ヤフー株式会社は、2020年1月末にサービスを終了した「混雑レーダー」を、4月10日より「Yahoo! MAP」アプリおよびウェブ版「Yahoo!地図」にて再提供する。
要望に応えた再提供
新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言が発令され、不要不急の外出自粛などが求められる中、SNSなどで「混雑レーダー」再開を望む声が多く、同社は「混雑レーダー」の再提供に踏み切った。
同機能を利用すれば2時間前から26時間前までの混雑状況を把握でき、病院などでやむを得ず外出するときの行動決定のサポートとなり得るという。
同社はあくまで「やむを得ない事情で外出しなければならない人」への混雑を避ける参考として同サービスを再提供すると決定したのであり、混雑を避けて外出することを推奨するものではないと留意してほしい。
前日の混雑状況もわかる
「混雑レーダー」は、地図上でエリアやターミナル駅周辺の混雑度を色で段階的に表現するヒートマップで確認できる機能だ。
画面下部のスライダーを動かすと、2時間前から26時間前までの各時間帯の混雑状況を視覚的に確認できる。また、スライダー横の再生ボタンを押すと、混雑状況の推移をアニメーションで見ることも可能だ。
前日の混雑状況を把握できることで「昨日のこの時間はあの駅は混んでいたから、違う駅を使おう」というように、感染を回避する行動を選択しやすくなるだろう。
この混雑状況は、同社が提供する各アプリ上で位置情報の利用を許可しているデータをもとに算出されている。このたびのデータ数が前回提供時より大幅に増加したことと表示の仕組みの改良によって、より高い精度で混雑状況を表示することが可能となったようだ。
「Yahoo! MAP」アプリとPC版「Yahoo!地図」で同機能を使う場合は、右上の「地図」選択ボタンを押す。アプリでは「安心・便利な地図情報」から、PCでは「情報を重ねる」から「混雑レーダー」を選択。スマートフォンブラウザ版「Yahoo!地図」の場合は、メニューから「混雑レーダー」を選択する。
同社は「混雑レーダー」を通じて、やむを得ない事情で外出しなければならないユーザーの不安を少しでも解消する一助となることを目指すとのことだ。
- Original:https://techable.jp/archives/121401
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口
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