【趣味な男の収納ギア】
キャンプなどのアウトドアを趣味にすると、行く度に荷物が増え、 気付けばクルマに収まらないなんてことも……。そんな人にオススメしたいのがルーフボックスだ。そこでさまざまなカーグッズをリリースしているカーメイトの大森さんに、ルーフボックスのいろはを聞いてみた。
* * *
ルーフボックスといえば、 スキーやスノボのイメージが強いが、カーメイトの大森琢也さんによると「近年のアウトドアブームもあり、キャンプ目的で使う人も増えている」という。ただ、土台のキャリアは必要なのか、適合はどうなのかなど、ちょっとハードルが高いと感じている人も少なくない。
「まずはショップの店員さんやHPなどで適合を確認し、愛車に合ったベースキャリアを選びましょう。それが決まればルーフボックス。これも車種によって積載量や大きさなどの制限があるので、適合するものを選んでください。それさえおさえておけば、あとはどんなモデルを選んでも大丈夫です。最近は主流のボックスタイプだけでなく、ワイルドで荷物むき出しのデッキタイプも人気ですよ」
つまり適合していればOKだが、注意すべきポイントも。
「高さには要注意です。立体駐車場に引っ掛かけてしまうトラブルも多いので、装着した際の全高にはくれぐれもご注意を」
カーメイト
大森琢也さん
まざまなカー用品に精通し、中でもルーフボックスなどのアウトドアギアは大好物。自身もルーフボックスを活用し、趣 味のキャンプを楽しんでいる
注意するポイント
・適合表をしっかり確認
・積載高に注意する
・しっかり固定する
まずは適合表を確認して、愛車に適合するものを選びましょう。次に気を付けるのが積載時の高さです。 ルーフボックスのサイズにもよりますが、普段の駐車場に入れるように高さを確認したいですね。最後はしっかりと固定すること。走行中に外れないようにしましょう(大森さん)
STEP -1-
ルーフボックスを付けるには“ベースキャリア”が必要
ルーフボックスを使用するためには、ベースキャリアが必要。キャリアさえ着けられれば、大体のルーフボックスは載せられる。土台の「ステー」、ルーフボックスを載せる「バー」、車体に固定する ための「フック」の3つルーフレールなしで構成されていて、自分のクルマに適合するものを選ぶ必要がある。
STEP -2-
ルーフレール形状を確認
ルーフレールはクルマの上に荷物を載せることを想定して、あらかじめルーフの両サイドに装備されているもの。SUVやステーションワゴンに多くみられるが、その有無によって、ステーの形状が変わるので注意する。
▲ルーフレールあり
▲ルーフレールなし
STEP -3-
ベースキャリアの種類を選ぶ
ベースキャリアには空力とデザイン、クルマとの一体化を考えて作られたエアロ形状のものと、スクエア形状のものがラインナップされている。最近の傾向としては、エアロ形状のものを選んでいる人が多い。
▲エアロタイプ/風切り音が少ないほか、屋根の近くに設置できるため高さを抑えることができる。立体駐車場などに入れやすい
▲スクエアタイプ/エアロタイプと比べて積載量などの違いはあまりないが、車種によってはこの形状しか取り付けられない場合も
STEP -4-
ルーフボックスを選ぶ
ボックスタイプ
1. あらゆる用途に対応する高剛性&大容量が魅力的
イノー
「PHANTOM 2020」(7万1500円)
テントやテーブルなど5~6人分のキャンプ用品を収納できる400Lの大容量。スキーやスノボも入るW85×D200×H38.5cmのサイズはあらゆるアクティビティに対応する。取付けや荷物が取り出しやすい両開き式。
▲ボディ全体を一定の肉厚で成形する独自技術を採用。全体の剛性が高まったほか、軽量化も実現
2. 大切な釣り竿をがっちり保護する釣行用!
イノー
「ロッドボックス290ブラック」(7万4800円)
釣り竿の長さに合わせて全長236~292cmまで調整可能。自宅でセッティングしたそのままで釣り場へ向かえるほか、移動しながらの釣行にも対応。リールを付けたまま大型魚用なら約4セット、バス用なら約8セットを収納する。
▲上部を柔らかく、下部を硬めにすることで繊細な釣り竿やリールを振動から保護する、寝具のようなクッション
リアタイプ
3. カーゴの位置が低く荷物が取り出しやすい
スーリー
「バックスペース XT」(12万1000円)
車両後部にあるため、荷物が取り出しやすいカーゴボックス。容量も300lと十分。キャンプのほか、ゴルフなどにも対応する ※取り付けには車体後部に別売のサイクルキャリア「ベロスペースXT」が必要です。
デッキタイプ
4. 北米で流行中のオーバーランダースタイル
イノー
「ルーフデッキ 45」(3万5200円)
クルマやオートバイで荒野を旅する、北米で人気のオーバーランダースタイルをイメージして、堅牢でサビに強いアルミフレームを採用。屋根のほか、リアにも取り付けできる(要別マウント)など、使える幅が広い。
▲幅43cmとコンパクトサイズだが、ほかのルーフボックスとの兼用することで収納力をUPすることも可能
ソフトタイプ
5. 畳んでコンパクト、広げて280lの大容量
スーリー
「ソフトルーフボックス レンジャー 90」(5万2800円)
使用時にはW110×D80× H40cmと広々とした積荷スペースを確保。収納時は折りたたんでコンパクトに保管可能。耐水素材、密封式ファスナーを採用し、雨や泥から内部を保護する。
6. ベースキャリアいらずで手軽に使用できる
カートップキャリア
「スポーツ 2/420L」(1万7380円)
ベースキャリアの有無に関係なく使用できる布製のルーフボックス。W102×D91×H46cm、容量は約424lで完全防水素材を採用する。またソフトで畳みやすく、使用しない場合は専用の収納袋に保管可能だ。
▲付属のストラップ4本、カークリップ4個でがっちり固定。高速走行でもボックス自体が揺れることはない
※2021年10月6日発売「GoodsPress」11月号74-75ページの記事をもとに構成しています
<取材・文/今雄飛(ミラソル・デポルテ)>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/407813/
- Source:&GP
- Author:&GP
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