Socios.comがプロスポーツを暗号資産で支援するcanowと提携、日本と東南アジアで推進

Socios.comがプロスポーツを暗号資産で支援するcanowと提携、日本と東南アジアで推進

暗号資産(仮想通貨)・ブロックチェーン技術に関連する国内外のニュースから、過去1週間分について重要かつこれはという話題をピックアップしていく。今回は2020年12月13日~12月19日の情報から。

トークン活用のデジタルマーケティング事業を展開するcanowは12月17日、ブロックチェーン基盤のファンエンゲージメントプラットフォームSocios.comとの業務提携を発表した

canowは、デジタルマーケティングパートナーとして、Socios.com提供のブロックチェーン基盤プラットフォームを日本および東南アジアにおいて推進。スポーツクラブと提携し、ファンの応援をチームへ届けるファンエンゲージメントを活用する機能を提供する。

・photo03.png

Socios.comのユーザー(ファン)は、ファントークンを使用して、スポーツクラブの決定事項を確定する投票に参加できる。また、ファントークンを所有することで、独自の報酬を受け取れるという。クラブサイドは、Socios.comを導入することで、新たな収益の拡大や、ファンとの強い絆を得られるなど、双方にメリットがあるとした。

今回canowは、Socios.comのアジア初のパートナーとして提携。日本におけるスポーツ・エンタテイメント分野で、ファントークンの浸透・活用を共同で推進していく。プロスポーツクラブやエンタテイメント分野での新しい収益源の創出、ファンとの新しいコミュニケーション手段として、エンゲージメント向上に寄与するという。

Socios.comのファントークンは、提携スポーツクラブごとにアレンジした暗号資産で、これまでユベントス、FCバルセロナ、パリ・サンジェルマンなどを含む、世界18の主要スポーツクラブがファントークンを立ち上げるためにSocios.comと提携している。

スポーツクラブは、Socios.comが提供するファントークンオファリング(FTO)というサービスを利用しトークンを発行。この発行はSocios.comが代行しており、ファンに向けてトークンを販売し出資を募る体裁を採用している。ファンは、Socios.com提供のアプリを通じて、トークンを用いたファン投票などのサービスを利用する。

Socios.comは、暗号資産Chiliz(CHZ)を基軸通貨としたブロックチェーンを活用し、CHZ-20準拠ファントークンを発行してきたが、先だってChilizがBinanceとの新戦略的提携を締結したことにより、ファントークンをBinance Smart Chain(BSC)基盤のBSC-20準拠トークンに移行することも発表している。BSCとの統合により、将来的には即時支払い、プリペイドギフトカード、デジタルサービスのためのマイクロトランザクションなどのサービスが提供できるようになるなど、ファンエンゲージメントプラットフォームのさらなる展開が進みつつある。

関連記事
SorareがJリーグ全選手をブロックチェーン基盤のトレーディングカード化し発行
原宿発アイドル「神宿」がアルバム発売記念にブロックチェーン利用のNFTデジタルコレクションカード発行
暗号通貨によるマーケットプレイスZoraが、クリエーターのための持続可能なエコノミーを構築するため200万ドルを調達
スポーツ特化型ギフティングサービスの「エンゲート」が資金調達を実施
Gaudiyが少年ジャンプ「約束のネバーランド」向けにブロックチェーン活用公式コミュニティ提供

カテゴリー:ブロックチェーン
タグ:canowスポーツ(用語)Socios.com日本(国・地域)


Amazonベストセラー

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA