スマートフォンにおいて電波による通信を担うベースバンドプロセッサ市場は、2021年第1四半期(1月~3月)に前年同期比で27%成長し、74億ドル(約8,206億円)に達しました。メーカー別ではQualcommが強く、特に5G通信向けのベースバンドプロセッサにおいては70%ものシェアを誇っています。
27%成長、74億ドルに達したベースバンドプロセッサ市場
調査会社のStrategy Analyticsによると、2021年第1四半期のベースバンドプロセッサ市場は前年同期比で27%成長し、74億ドル(約8,206億円)に達しました。
金額ベースのメーカー別シェアではQualcommが53%のシェアを獲得して首位に立っています。
2位はMediaTekで25%、3位はSamsungで10%でした。
MediaTekは急成長を遂げており、1年前と比べて162%収益が増加したとのことです。
5G向けではQualcommが圧倒的
普及が進む5G通信対応スマートフォン向けのベースバンドプロセッサ市場は、前年同期比で3倍に成長しました。
シェアとしてはQualcommが圧倒的で金額ベースで70%のシェアを誇っています。
これは、AppleのiPhone12シリーズで使われていることや、5G通信対応Androidスマートフォンの人気によるものです。
また、HuaweiのHiSiliconの縮小を受け、そのシェアを奪った側面もあります。
Source:Strategy Analytics via businesswire, Gizchina
(ハウザー)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-378016/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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