iOS15やmacOS Montereyの新機能として発表されながらも、まだ利用できない機能を米メディア9to5Macがまとめているのでご紹介します。
正式版公開から2カ月あまり
iOS15、iPadOS15、macOS Montereyは、2021年6月の世界開発者会議(WWDC21)で発表され、9月に一般ユーザー向け正式版が公開されて、すでに2カ月あまり経過しました。
華々しく発表されたものの、まだ利用できない新機能が以下のとおり、残されています。
ユニバーサルコントロール
macOS MontereyとiPadOS15の目玉機能と呼べるユニバーサルコントロールは、iPadとMacをシームレスに連携させて操作できる機能です。
MacのサブディスプレイとしてiPadが使えるSidecarからさらに進んだ機能として、登場を楽しみにしているMacやiPadユーザーも多いことと思います。
Appleは現在も「今年の秋に使えるようになります」と案内していますが、現時点で最新のベータでも同機能についての情報は少なく、年内に利用可能になるかも微妙な雲行きです。
IDカード
Appleはこの機能を、アメリカの一部の州で、運転免許証などのIDカードをiPhoneやApple Watchの「ウォレット」アプリに保存でき、空港の保安検査場をスムーズに通過できる機能として発表しました。
Appleは先日、この機能の提供を2022年まで延期すると発表しています。
なお、同機能の実現に向けてAppleと州政府とで取り交わした契約の内容が明らかにされています。
ルームキー
対応ホテルで、ルームキーを「ウォレット」に保存する機能について、米AppleのWebサイトでは「今秋公開」と案内されていますが、現在のところ、まだ利用できません。
プライベートリレー
プライベートリレーは、iCloudの有料サービス「 iCloud+」ユーザー向けに、ユーザーを特定できる情報を外部サーバーから隠し、プライバシーとセキュリティを守る新機能として発表されました。
iOS15公開当初から現在も「ベータ」としての扱いが続いており、いつ正式版として提供されるかの見通しは明らかにされていません。
なお、ソフトバンク、Y!mobile、NTTドコモ、KDDI、楽天モバイルといった国内キャリア各社は、プライベートリレーを有効にしていると一部サービスの利用に支障があるとして、オフにするよう案内しています。
CarPlayでの詳細な3Dナビゲーション
iOS15で、CarPlayでアメリカの主要都市の詳細な3Dマップを使ったナビゲーションが利用可能になる予定ですが、現在のところサービス提供の見通しについて案内はされていません。
デジタル遺産プログラム
ユーザーが、自分の死後にiCloud上に残されたデータの扱いを託すことのできる人物を指定できる新機能です。
デジタル遺産プログラムは、iOS15.2のベータで一部機能が利用可能となっており、iPhone Maniaではパブリックベータ3で同機能を試したレポートも公開しています。
iPadのSwift Playgroundsでのアプリ開発
AppleはWWDC21で、iPadでプログラミングを楽しみながら学べるSwift Playgroundsでアプリの開発から公開までできるようにすると発表していますが、まだ実現していません。
iOS15やmacOS Montereyの今後に期待
iOS15やmacOS Montereyには、まだ利用できない機能があるということは、裏を返せばこれから利用可能になる機能が残されている、とも言えます。
今後の新機能公開を楽しみに待ちたいところです。
Source:9to5Mac
Photo:Apple (1), (2)
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-423173/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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