アナログシンセの名機、ローランド「JUNO」が復活!見た目は変わらず中身が最新だぞ!

1980年代初頭のデジタル音楽黎明期、バンドマン、特にキーボーディストの間で話題をさらったローランドのアナログシンセサイザー「JUNO」シリーズが、進化したサウンドを搭載したデジタルシンセサイザー「JUNO-X」(オープン価格)として復活! 5月27日に発売となります。

1972年に創業、翌73年には国産初のアナログシンセサイザーを世に送り出したローランド。中でも1982年発売の「JUNO-6」に端を発する「JUNO」シリーズは、アナログシンセならではの存在感あるサウンドや音に厚みを加えるコーラスエフェクトで多くのミュージシャンからの支持を集め、音楽シーンに大きな影響を与えてきました。特にメモリー機能の付いた「JUNO-60」(1982年)、MIDI搭載の「JUNO-106」(1984年)は、伝説的な名モデルと知られています。

そして新たに発売される「JUNO-X」は、シリーズ復活を熱望するファンの声に応えて、デザインやサウンド、操作性についてはヴィンテージ・シンセサイザーとして人気の高い「JUNO-106」を踏襲。

一方機能に関しては、ローランドがおよそ半世紀にわたって培ってきたアナログ、デジタル、バーチャル・アナログ・シンセサイザー研究開発のノウハウを結集した音源システム“ZEN-Coreシンセシス・システム”によって再構築。全く新しい21世紀版「JUNO」として生まれ変わっています。

“JUNO-60モデル”、“JUNO-106モデル”、そして新たに開発された“JUNO-Xモデル”という、3種類の「JUNO」音源モデルを搭載。特に新開発のネイティブ音源“JUNO-Xモデル”では、“SUPER SAW”と呼ばれる分厚いシンセ・サウンドや、コーラスエフェクトを進化させた“Chorus III”モードなど、レガシーの系譜を受け継ぎながらもより豊かな表現力を実現しています。往年のファンなら“JUNO-60” “JUNO-106”のサウンドをそのまま楽しんでもいいし、複数の「JUNO」を重ねればさらに複雑で重厚なサウンドも楽しめます。

またアコースティック楽器をはじめ900以上の音色を備える“XV-5080”や、豊かなピアノの響きを表現する“RD Piano”、接続したマイクの声を人工的に加工する“Vocoder”など、音楽制作や演奏において実用性の高い音源モデルも内蔵。また「Roland Cloud」から音色データや音源アルゴリズムをダウンロードして「JUNO-X」に追加すれば、自分好みの音色を備えたシンセサイザーとしてカスタマイズを楽しむことも。

本体内蔵のステレオスピーカーからBluetooth経由で音源を再生し、それに合わせて演奏することも可能。またUSBオーディオ/MIDIインターフェイス機能も搭載し、専用エディターを使えば緻密な音作りや音色データの管理もできるので、制作活動をメインフィールドとしているユーザーでも問題なし。スタイルだけの“復刻モデル”に終わらない、楽器としての奥深い魅力を備えた逸品です。

>> Roland「JUNO-X」

<文/&GP>

 

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