飛行機内でスマートフォンが突如発火し、フライトを断念せざるを得なくなる事件がハンガリーの空港で発生しました。発火したのは飛行機が離陸する寸前でした。
乗務員は手慣れた対応
スマートフォンが発火したのは、ハンガリーの航空会社Wizz Airの機内です。同国のブタペスト空港からスウェーデンのマルメ空港に向かうため、滑走路で離陸準備をしていたところ、乗客がスマートフォンから煙が上がっているのに気づきました。
機内にいた人物の話では、乗組員はマニュアルで把握していたのか、狼狽することなく対処し、焼けたカーペットの上にダクトテープを貼り、乗客を安心させたそうです。とはいえ、さすがにフライトは中断となり、乗客全員が降ろされ荷物も一旦運び出されることとなりました。
検査が終わった後、乗客は改めて機内に戻ることとなりましたが、そのうちの2人は戻ることを拒みフライトを断念したと報じられています。
圧力で発火するリチウムイオン電池
リチウムイオン電池は強い圧力を加えられると膨張し発火する特性を持っているため、多くの航空会社がモバイルバッテリーの機内持ち込みを禁止しているほか、テロ対策を理由としてイスラム諸国からの英米行きフライトでは電子デバイスの持ち込みに制限がかけられていたこともあります。
なお、今回発火したスマートフォンの機種は明らかにされていませんが、中国ブランドであったことが取材によって明らかになっています。
Source:Business Insider
(kihachi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-458594/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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