米政府は半導体に引き続き、ディスプレイ素材および製造装置の中国企業への販売を禁じる規制を検討していると、台湾メディアDigiTimesが伝えています。
韓国を抑え世界トップのシェアを持つ中国
世界ディスプレイ市場において、中国は2021年に40%のシェアを獲得、韓国(30%)を超えて首位となりました。
特に液晶ディスプレイ(LCD)市場においては、中国が50%以上のシェアを握る一方、韓国のシェアは10%まで落ちています。
有機EL(OLED)ディスプレイ市場では、以前は韓国がほぼ100%を占めていたものの、2021年には80%までシェアが減少しました。この時期に中国のシェアは1%から15%以上まで伸びています。
したがって、今、米企業からのディスプレイ素材および製造装置の販売・輸出が禁じられれば、中国ディスプレイ市場は大きな打撃を受けると、Business Koreaは指摘しています。
半導体に続きディスプレイ素材・製造装置の販売も禁止?
現地時間2022年10月7日、米商務省は、米企業が中国企業に対し、18ナノメートル(nm)以上の製造プロセスで最先端DRAMや、128層以上のNANDフラッシュメモリを生産するための装置、または14nm以上の製造プロセスで先端ロジック半導体を生産するための装置を販売することを禁じました。
こうした禁止令が半導体装置だけでなくディスプレイ素材やディスプレイ製造装置に及べば、中国企業はディスプレイ製造が難しくなります。
Source:DigiTimes, Business Korea, 米商務省
(lunatic)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-502318/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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