Appleとの提携のおかげでGlobalstarの売上高が前年同期比50%増に

Globalstar
 
2022年にAppleと提携、同年11月より米国とカナダにおいてiPhone14シリーズ向けに衛星通信サービスの提供を開始したGlobalstarが、現地時間2023年8月3日に、第2四半期(4月〜6月)の業績を発表。売上高が前年同期比で50%増となったことがわかりました。

■3行で分かる、この記事のポイント
1. Globalstarの4月〜6月期の売上高が前年同期比で50%増に。
2. 売上高の約半分はAppleとの契約によってもたらせられたもの。
3. AppleはGlobalstarの新たな衛星打ち上げの費用を負担している。

2023年4月〜6月期の売上高が前年同期比50%増に

Globalstarの2023年4月〜6月期の売上高は5,510万ドルで、2022年4月〜6月期と比べて約50%、金額にすると1,830万ドル増えました。
 
Space Newsによると、この5,510万ドルの売上高の約半分が、Appleとの提携によってもたらされたものとのことです。

Appleは17個の衛星にかかる費用を負担

Appleは、Globalstarが今後打ち上げる17個の衛星にかかる費用の一部を負担することを約束、すでに2億5,200万ドルをGlobalstarに投じています。
 
Globalstarは現在24個の低軌道(LEO)衛星を運用中で、これらに新たに17個の衛星を加えることになります。衛星は2025年に打ち上げ予定です。
 
Appleは、Globalstarが打ち上げる17個の衛星かかる費用を負担する見返りとして、新たな衛星の通信容量の85%を、iPhoneの緊急時SOS発信向けとして利用する契約を締結しているとのことです。
 
残り15%は、商用IoTに利用されていると、Space Newsは記しています。

 
 
Source:Space News(1), (2), Globalstar
Photo:Globalstar/Facebook
(lunatic)


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