調査会社IDCは、2023年の日本の携帯電話市場に関する調査データを公開しました。市場全体が11.6%縮小したため、Appleの出荷台数は6.1%減少しましたが、同社の市場シェアは若干伸び、半数以上を占めています。
日本で出荷される携帯電話の2台に1台以上がiPhone
2023年の日本全体の携帯電話の出荷台数は前年比で11.6%減となり、3,030万台減少しましたが、Appleはシェアを伸ばすことに成功しています。Appleの2023年の日本携帯電話市場でのシェアは51.9%に達しており、出荷される携帯電話の2台に1台以上がiPhoneという、一強状態となっています。
Android陣営では特にGoogleが急速にシェアを伸ばしており、2022年にはわずか1.5%だったのが、10.7%にまで上昇しており、出荷台数は前年比で527%増となっています。
一方で、Samsungはシェアを3ポイント近く落としており、2023年の出荷台数は前年比で39%減となっています。
意外と安定しているシャープのシェア率
IDCによれば、シャープは高齢者をターゲットに多くの廉価スマホモデルを販売することに成功しているとのことで、2023年のシェアは10.9%と前年からわずかに上昇しています。
日本はこれまで地元ベンターが非常に強い市場でしたが、折りたたみスマホやAIスマホなど、最近のスマホトレンドに国内ブランドが対応しきれない状況が生まれてきており、今年はLenovoやXiaomiなどの中国ブランドの存在感がより高まってくると予想されています。
シャープを中心として、日本のベンダーにももう少し頑張ってもらいたいところです。
- Original:https://iphone-mania.jp/news-576831/
- Source:iPhone Mania
- Author:lexi
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